主な診療・検査内容

1. 階段をのぼったりすると胸が苦しくなる
2. 急に胸がどきどきすることがある
3. 夜寝ていて急に胸が苦しくなって目が覚めてしまう
4. 歩いているとすぐ息切れがする
5. ときどきふらっとして気を失いそうになる
6. 最近足がむくんできた
7. 夜咳がひどくて眠れない

このような症状のある方は、循環器系の病気の可能性があります。お気軽に当院内科外来を受診してください。他科の専門医とも協力して、丁寧に診察させていただきます。

狭心症などの虚血性心疾患の疑われる患者さんについては、受け持ち医の判断で、外来で冠動脈CT検査を行っています。MDCT（64列マルチスライス　CT）により、造影剤の点滴を含めて20分前後の所要時間で冠動脈を鮮明に描出します。入院の必要はありません。循環器科医と放射線科技師が検討会（カンファレンス）を行い、日々精度を上昇させるべく研究しています。

冠動脈狭窄の疑われる患者さんについては、最短4日間の入院で、経皮的冠動脈形成術（PCI:インターベンション)を施行しています。冠動脈が狭くなった部分に風船（バルーン）を入れて広げたり、ステントと呼ばれる金属製の径3mm程度の筒を入れて広げたりする治療です。診断カテ･PCIとも、緊急例を含めて基本的に手首（撓骨動脈）からのカテーテルを行っています。検査終了直後より歩行可能となり、手首以外は不自由なく体を動かすことができます。このように足の付け根や肘からのカテーテルに比べて、検査後はずっと楽になります。PCIの成功率は95％以上で、慢性完全閉塞と呼ばれる完全に冠動脈が詰まっている病変に対しても、良好な成績で血行再建に成功しています。

不整脈についても、適応があると判断されればカテーテルにより治療する手術（カテーテルアブレーション）を施行しています。筑波大学循環器内科･東京医科歯科大学循環器内科とも協力して、発作性上室性頻拍や心房粗動･心房頻拍･心室性期外収縮などの不整脈に対して、アブレーションを高い成功率で行っています。

脈が遅くなってふらつく･失神してしまうなどの徐脈性不整脈（洞不全症候群、完全房室ブロックなど）に対して、ペースメーカー手術を行っています。多くの症例では固定のしっかりしているスクリューインリードを使用しており、早期の離床が可能です。

いずれは柏市･近隣地域のみなさんの心臓疾患に24時間体制で対応できるハートセンターとなることを目標としています。地域の開業医の先生方も、お気軽に患者さんをご紹介いただけますと幸いです。

直接循環器内科医師が対応いたします。
ホットラインの電話番号は、04-7134-2000　までお問合せください。

診療担当医表はこちら