当院では、平成18年10月から保険適用による禁煙治療を行うための専門外来を毎週土曜日に行っています。これは、喫煙を単なる習慣や嗜好と考えるのではなく、ニコチン依存症という病気と捉え、必要な治療を行っていこうという考え方です。
禁煙外来では、これから禁煙をはじめたいと思っている患者さんを医療の面から身体的・精神的にサポートし、健康的な生活を送れるように応援していきます。今まで禁煙をしてもダメだった方、もう一度、ご家族のためご自分のために一緒にがんばりましょう。
毎週土曜 | 10:00 ~ 11:00 |
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薬の手配が必要なため完全予約制にさせていただいております。
受診を希望される方は、電話予約もしくは内科受付にお申し出ください。
電話予約は、月曜から金曜の14時から16時の間にご連絡をお願いいたします。
予約時に治療のご説明をしながら全5回の予約をおとりします。
当院では 飲むタイプの禁煙治療薬「チャンピックス」と張るタイプの禁煙治療薬「ニコチネルTTS」を採用しています。
初回 | ・治療法の説明や喫煙に関する問診を行います。 ・呼気中の一酸化炭素濃度の測定などを行い、次回の予約と薬の処方を受けます。 |
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2回目 | ・初回から2週目に受診します。 ・喫煙状況の問診、一酸化炭素の測定、薬の処方を受けます。 |
3回目 | ・初回から4週目に受診します。 ・一酸化炭素の測定や、禁煙中の離脱症状の確認や対処方法などのカウンセリングや治療を受けます。 |
4回目 | ・初回から8週目に受診します。 ・受診内容は3回目と同様です。 |
5回目 | ・初回から12週目で、最後の受診となります。 ・一酸化炭素の測定や禁断症状の状況を確認し、禁煙に成功していると判断されれば、無事に治療終了となります。 |
禁煙外来の保険適用は5回までです。
それ以上の治療は保険適用外(自由診療)となります。
途中で中断した場合は、最後に受診してから1年経過すれば再度保険適用となります。
以下の条件をすべて満たした方が禁煙外来で治療を行うことができます。
設問内容 | はい 1点 | いいえ 0点 | |
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(1) | 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか? | ||
(2) | 禁煙や本数を減らそうと試みて、出来なかったことがありましたか? | ||
(3) | 禁煙や本数を減らそうとした時に、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか? | ||
(4) | 禁煙したり本数を減らそうとした時に、次のどれかがありましたか? (イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加。) |
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(5) | 問(4)でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか? | ||
(6) | 重い病気にかかったときに、タバコはよくないと分かっていても、吸うことがありましたか? | ||
(7) | タバコのために自分に健康問題がおきていると分かっていても、吸うことがありましたか? | ||
(8) | タバコのために自分に精神的問題(注)がおきていると分かっていても吸うことがありましたか? | ||
(9) | 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか? | ||
(10) | タバコが吸えないような仕事や付き合いを避けることが何度かありましたか? | ||
合計 |
(注)禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質に なったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態。
ニコチン依存症診断テストダウンロードPDF
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